事業内容
コンクリート構造物補修事業
今ある建設構造物を未来に残すための補修工事を行います。
特許下面増厚工法・スーパーホゼン式工法
スーパーホゼン式工法は、RC構造の床版をRC構造で橋梁下面側から補強する工法です。
橋梁の下面からの補強工法は、一般交通の通行止めを必要としないメリットがありますが、その反面走行車両の振動・衝撃が施工時から連続して作用するため、絶えず歪みを繰り返します。この連続する振動の中で補強効果を高めるためには、段階を追って歪みを減少させながら補強していく方法が確実であり、スーパーホゼン式工法では、既設床版と補強材を確実に一体化するため3段階の補強工程を行います。
施工例
炭素繊維シート
コンクリート構造物の補強・補修には、
軽量・高強度・高弾性に優れた炭素繊維シート
せん断力、曲げ耐力、疲労寿命を向上させ、ひび割れ抑制にも効果があります。
プロコン40
コンクリート補修⽤浸透拡散型 亜硝酸リチウム
プロコン40は、従来型亜硝酸リチウムの⾼濃度と性能を維持したまま、内部圧⼊⼯法でより拡散するように改良されたものです。
アルカリ⾻材反応(ASR)により劣化したコンクリートに圧⼊することで、リチウムイオンが反応性⾻材を⾮膨張化するため、以後のコンクリートの膨張を抑制することができます。
塩害や中性化などによって内部鉄筋の腐⾷が始まっている劣化コンクリートへ圧⼊した場合、亜硝酸イオンが鉄筋の不動態被膜を回復・⽣成するため、以後の鉄筋腐⾷を抑制することができます。
プロテクトシルCIT
鉄筋腐食抑制タイプ含浸系表面保護材
プロテクトシルCITは、鉄筋腐食抑制機能を有したシラン系の含浸系表面保護材です。
化学結合させたアミノ基の作用により、コンクリート表面に塗布するだけで深く浸透し、化学反応による吸水防止層を形成するとともに、鉄筋の廻りに保護層を形成し腐食を抑制します。そのため、特に塩害によるコンクリート構造物の劣化対策として効果があります。
マクロセル腐食抑制効果確認実験
道路橋梁用伸縮装置
鋼製ジョイント・ゴムジョイント
伸縮装置とは橋梁の路面端部に設置されるもので、気温の変化による橋梁の伸縮、地震時および車両の通行にともなう橋梁の変形を吸収し、自動車や人が支障なく通行できるようにするものです。
埋設型伸縮装置
舗装の連続舗装化を実現した埋設型ジョイントは、前後の舗装と同程度の性質をもつ舗装材を用いて埋設される一体化構造です。伸縮目地の段差の発生を抑え、騒音・振動の発生を抑制し、安全で快適な走行を可能とします。
リバコン工法
触媒製化合物でセメント結晶を生成
0.2㎜までのひび割れは、自己修復機能により修復し、防水・止水効果を発揮します。
走査型電子顕微鏡(SEM)によるセメント結晶写真
ザイペックス工法(無機質セメント結晶増殖材)
欠陥部にセメント結晶を増殖、緻密化
コンセントレート粉体と所定の清水を練り混ぜてペースト状にしたものを、コンクリート表面に塗布または吹き付けます。触媒性化合物がコンクリート深部(約30cm)に浸透し、毛細管空隙やひび割れ界面に新たなセメント結晶が増殖し、コンクリート躯体そのものを緻密化します。
橋梁補修/補強全般
コンクリート構造物は、社会基盤としての重要な役割を担っており、耐久性の向上が求められています。しかし、構造物の耐久性を左右する劣化原因と劣化程度は、建設される立地の環境によって大きく異なります。当社は、様々な劣化原因を確実に把握し、最適な補修方法を提案・施工いたします。
アロンブルコート® Z-X・Z-Y工法
コンクリート構造物の『長寿命化』に貢献
コンクリート構造物の再劣化が起こり難く、長期にわたる剥落防止効果(Z-X工法)*や劣化防止効果(Z-Y工法)が期待できます。またコンクリート内部の水分を放出し、ひび割れに対する追従性に優れています。
UVPPS工法(紫外線硬化型FRPシート)
UVPPS工法は、紫外線硬化型FRPシートによる歩道橋や橋梁、跨線橋等の補修工法です。従来の紫外線硬化型FRPシートに対して、含浸樹脂&貼付プライマーとして「エポキシアクリレート樹脂(ビニルエステル樹脂)」を採用することで、施工品質向上を可能とすると共に、母材のひび割れ等の外乱によるシート剥がれ抑制を可能にしました。
Tn-p工法(トンネル裏込補修用ウレタン注入工法)
トンネルの老朽化対策に有効な工法
「Tn-p工法」は、古いトンネルの覆工背面の空洞にアキレスエアロン-R(発泡ウレタン)を注入充填することで、トンネルの損傷や災害を未然に防ぐためのトンネル補修技術(裏込注入工)であり、トンネルの老朽化対策に有効な工法です。