現場監督歴20年の一日の流れを紹介!キャリアアップに求められる能力とは?
現場監督は、工事の企画段階から完成まで統括する重要な役割を担っています。
- 品質管理
- 安全管理
- 工程管理
- 作業員・協力業者との調整
など、幅広い業務を担当する責任の大きい職種です。
未経験の方にとっては、現場監督が実際にどのような一日を過ごしているのか、なかなかイメージしにくいかもしれません。
そこで本記事では、以下について解説します。
- 現場監督の一日の流れ
- 現場監督として重要な4つの能力
現場監督のキャリアを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
現場監督の一日の流れ

現場監督が担う仕事は、その日の状況によって柔軟な対応が必要です。
今回は、「サン・ロード株式会社」で現場監督として20年の経験を持つスタッフの一日の流れを紹介します。
このモデルケースをもとに、現場監督が実際にどのような業務を行っているのか見ていきましょう。
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時間 |
作業内容 |
| 7:30 | 朝礼 |
| 8:00 | 現場巡回(午前) |
| 12:00 | 昼休憩 |
| 13:00 | 打ち合わせ |
| 14:00 | 現場巡回(午後) |
| 16:00 | 書類作成 |
| 18:00 | 退勤 |
朝礼から始まり、現場の巡回や書類作成、打ち合わせなどの日課をこなす中、私たちは現場の安全と品質を守りつつ工期内での完成を目指しています。
朝礼(7:30〜)
一日は朝礼から始まります。
まず、現場事務所に集まり、
- その日の作業内容
- 安全に関する注意点
- 天候が作業に与える影響
といった情報を、協力業者の方と一緒に確認し共有します。
朝礼が終わった後は、現場事務所から実際の作業現場へ移動し、いよいよ一日の業務がスタートします。
午前の現場巡回(8:00〜)
午前中の現場巡回は、作業の進行状況の確認や安全管理が主な内容です。
工期までに品質を保ちつつ、安全で予算内に工事を終えるために、各作業工程を細かくチェックします。
また、必要に応じた協力業者の方への指示・調整は欠かせません。さらに、
- 材料の搬入状況
- 作業員の配置
- 機械の稼働状況
なども確認し、工事がスケジュール通りに進んでいるかを常に把握しています。
もし問題が発生した場合は、対応策を考え、現場を統括する責任者として適切な判断を下します。
昼休憩(12:00〜)
昼休憩は、現場で働く上で大切な時間です。
午前中の作業を振り返りつつ、午後の仕事に向けてエネルギーを蓄えます。
また、この時間を使った協力業者の方との交流は、現場の円滑な運営には欠かせません。
打ち合わせ(13:00〜)
打ち合わせは、工期までに安全や予算を守りつつ現場をまとめるために欠かせない業務です。
- 図面の変更点
- 材料の仕様変更
- 工程の調整
など、プロジェクトを成功させるための決定事項を、関係者全員で共有します。
その際、認識にズレが生じないよう、細心の注意を払っています。
午後の現場巡回(14:00〜)
午後の現場巡回では、翌日以降の作業に影響が出そうな点や、調整が必要な部分がないかの確認を行います。
安全面については、午後は疲れがたまりやすい時間帯でもあるため、作業員の体調や現場の整理整頓にいつも以上に気を配ります。
協力業者の方からの相談や質問にも対応し、作業が順調に進むようサポートも大切です。
書類作成(16:00〜)
夕方になると、事務所でのデスクワークが主な仕事になります。
- 図面
- 工程表
- 見積書
などの書類を作成することも、現場監督にとって大切な役割です。
現場で確認した内容は、正確に記録して関係者への報告書としてまとめます。
さらに、翌日以降に必要な材料を発注したり、協力業者の手配を行ったりすることも。
事務作業は、現場をスムーズに運営するための大切な土台です。
退勤(18:00〜)
仕事が終わった後は、その日の業務を振り返り、翌日の準備をしてから退勤します。
- 急なトラブル
- 天候の悪化
による作業の変更など、思いがけない事態に対応しなければならないこともありますが、経験を重ねることで判断力や対応力が身につきます。
現場監督に求められる4つの能力

現場監督として活躍するためには、技術的な知識だけでなく、さまざまな能力が必要です。
以下では、「サン・ロード株式会社」で働くスタッフが日ごろから意識している、4つの大切な能力をご紹介します。
- 臨機応変な対応力
- コミュニケーション能力
- マネジメント力
- まじめに取り組む力
1.臨機応変な対応力
現場では予期せぬトラブルや急な予定の変更がつきものです。
- 天候不良による作業の中止
- 材料の納期遅れ
- 設計変更への対応
など、さまざまな状況に柔軟に対応する力が求められます。
現場の規模や範囲によっては法的な管理責任が伴うこともあるため、より専門的な知識や経験を積み重ねていくことで培われる能力でもあります。
2.コミュニケーション能力
現場を支えているのは、良好な人間関係です。
現場監督の仕事では、多くの関係者と連携する必要があるため、円滑なコミュニケーションが欠かせません。
現場をまとめるには、密にコミュニケーションを取り、誰もが気軽に相談できる安心感のある雰囲気づくりが大切です。
ベテランの現場監督は「協力業者さんに気に入られなければ、この仕事はうまくいかない」と考えています。
そのため、手が空いているときには協力業者さんの作業を手伝い、自分から積極的に声をかけるように心がけています。
3.マネジメント力
現場監督には、自分たちで働きやすい環境や働き方を作り出すマネジメント力が求められます。
- 人員の配置
- 作業計画の調整
- 資材の管理
など、専門的な判断や計画を立てる場面が多くあります。
どうすれば作業がしやすくなるのか、どうすれば利益を上げられるのか、また協力業者とお互いにメリットのある関係を築けるのかを、常に考えて行動することが大切です。
4.まじめに取り組む力
社会人としての基本を守ることが大切です。
- 時間を守ることやウソをつかない
- 地域の方々に挨拶をする
などの基本的な姿勢は、信頼関係を築くうえで欠かせません。
現場をスムーズに運営するための土台にもなります。
サン・ロードで現場監督としてキャリアアップしよう!

「サン・ロード株式会社」では、未経験の方でも安心してスタートできる環境が整っています。
弊社では、施工管理技士などの資格取得支援制度が充実し、業界未経験で働きながら資格取得を目指すスタッフが在籍。
資格取得に伴い昇給制度や資格手当も用意しているため、キャリアアップが直接的な待遇向上につながります。
働きながら技術を磨ける教育体制により、未経験からでも着実にキャリアを積み重ねられます。
現場監督として挑戦したい方は、ぜひ「採用情報」からご確認ください。
まとめ
現場監督の仕事は、朝礼から始まり現場巡回、打ち合わせ、書類作成まで多岐にわたります。
その中で培われる臨機応変な対応力やコミュニケーション能力は、他の職種では得られない貴重な経験です。
未経験からのスタートでも、まじめに取り組む姿勢があれば、現場で実践を積みながら必要なスキルを身につけられます。
私たち「サン・ロード株式会社」では、未経験者でも安心して働ける充実した教育制度と資格取得支援で、あなたの現場監督としてのキャリアアップを全力でサポートします。

