サン・ロード株式会社

IH剥離工法で塗膜除去の悩みを解決!環境に優しく効率的な剥離技術を紹介

橋梁やプラント設備の塗膜除去には、

・粉塵・騒音への周辺環境への配慮
・作業者の安全対策
・産業廃棄物の処理費用

などの課題が複雑に絡み合い、工法の選定が困難です。

鉛やPCBを含む旧塗膜の除去では、ブラスト工法では高額な産廃処理費がかかり、剥離剤では健康被害のリスクがありました。

しかし、研削材を使わず廃棄物は塗膜のみで、有害物質を含む塗膜だけを効率的に除去できる技術「IH剥離工法」なら解決できます。そこでこの記事では、

・IH剥離工法の原理や仕組み
・IH剥離工法の具体的なメリット

を解説します。実際の施工事例とともに、IH剥離工法を含む多工法を扱う専門業者をご紹介します。

IH剥離工法とは?

IH剥離工法は、高周波誘導加熱を応用し、鋼板を自己発熱させて塗膜接着層を熱破壊し、剥離する技術です。
従来工法は塗膜表面から、

・物理的に削る
・吹き付ける
・化学的に溶かす

といったアプローチであったのに対し、IH剥離工法は被膜接着面(裏面)から加熱する点が特徴です。

鋼板表面に誘導電流を流して140~240℃程度に急速加熱すると、接着層が軟化・破壊されます。

研削材や薬剤を一切使用せず、塗膜だけを選択的に除去できます。
そのため、

・ゴムライニング
・エポキシ樹脂
・ポリエチレンタールエポキシ

など多様な塗膜が剥離可能です。
現在、

・発電所
・橋梁
・プラント
・造船

などの分野で幅広く採用されています。
ただし、適用する鋼材は板厚9mm以上が推奨されています。

また、誘導加熱できない材質(プラスチックなど)や、メッキ・溶射被膜など接着層の破壊温度が高いものには適用できません。

IH剥離工法の3つのメリット

IH剥離工法のメリットとして以下の3つが挙げられます。

1.廃棄物発生量の大幅削減
2.作業効率の向上と厚膜除去の実現
3.優れた作業環境と安全性

1. 廃棄物発生量の大幅削減

IH剥離工法は研削材や水を一切使用しません。
廃棄物は塗膜のみで、産業廃棄物費用を大幅に削減可能です。

ブラスト工法では研削材と塗膜の混合廃棄物が発生し、鉛・PCBなど有害物質を含む場合は産廃費用が割高になります。
しかし、IH剥離なら塗膜のみの処理で済みます。

SDGsやカーボンニュートラルへの取り組みが企業評価に直結する現代において、廃棄物ゼロに近い工法は環境責任を果たすために重要です。

2. 作業効率の向上と厚膜除去の実現

誘導加熱方式により塗膜と鋼材の接着面が急速加熱されるため、他工法では困難な厚い塗膜の除去が可能です。
これによって、作業効率が大幅に向上します。

加熱面温度を約140℃、反対面約70℃に制御し、平面部で約15㎡/hの処理速度を発揮した事例もあります。

粉飛散が少なく簡易養生が可能で、準備と後片付けの時間が大幅に短縮できる工法です。

3. 優れた作業環境と安全性

研削材や高圧水を使用しないため、粉塵・騒音が少なく、養生・防護等の仮設設備を簡素化できます。
ブラストやケレンでは、

・研削材
・錆
・塗膜粉

による粉じんと作業音が発生し、防音・粉塵対策の養生が必要ですが、IH剥離工法は機械音が少なく粉じんも塗膜のみで最小限です。

加熱時に少量の臭気は発生しますが、

・溶剤臭気による健康被害
・火災

の恐れがある剥離剤に比べると、火気の使用が禁止されている作業環境でも安全に使用できます。

騒音が少なく住宅地近くや稼働中の施設内での作業も可能で、周囲環境への配慮が求められる現場に最適です。

IH剥離工法の施工手順3ステップ

IH剥離工法は以下の3ステップで行います。

1.装置設置
2.誘導加熱
3.塗膜剥離

ステップ1.装置設置

対象となる鋼板表面に誘導加熱装置(IHハクリ)を配置し、加熱準備を行います。

簡易養生で済み準備時間が短く、すぐに作業に取りかかれます。

ステップ2.誘導加熱

鋼板表面へ誘導電流を流し、140~240℃程度に急速加熱することで、塗膜接着層を熱破壊して軟化させます。

ステップ3.塗膜剥離

接着層が軟化して剥がれやすくなった塗膜を剥離し回収します。
粉飛散が少なく効率的な作業が可能です。

1種ケレンが必要な場合は、IH剥離で塗膜を除去した後に、別途仕上げ工程を行う必要があります。
そのため、事前の工程計画が重要です。

塗膜除去ならサン・ロードにお任せ!

サン・ロード株式会社」が多くの施設管理者に選ばれている理由は、単一の工法に固執しない柔軟性にあります。

IH剥離工法を含む多様な塗膜除去技術を有し、現場の条件に最適な工法を選択できる専門性を持っています。
IH剥離工法に加えて、

レーザー工法
・循環式ブラスト工法
・湿式塗膜などの剥離剤工法

などから現場の状況にあわせたベストな工法をご提案可能です。
山口県を中心に土木・建設分野で実績を重ね、

・橋梁
・プラント
・インフラ設備

など多様な現場での塗膜除去経験を持っています。
塗膜除去をご検討中の方は、まずは「商品カタログ」をご覧いただくか、「お問い合わせ」よりご相談ください。

まとめ

IH剥離工法は、研削材や薬剤を使わず、誘導加熱で塗膜の接着層を熱破壊して除去する技術です。

・廃棄物の大幅削減
・作業効率の向上
・粉塵や騒音が少ない作業環境

この3つのメリットにより、鉛やPCBを含む有害塗膜の除去にも適しています。
ただし、鋼材の板厚や材質によっては適用できない場合があります。

適用可否でお悩みの方は、塗膜除去の実績が豊富な業者に相談するのがおすすめです。
IH剥離工法を含む複数の工法の中から、現場ごとに最適な工法を提案してもらいましょう。