橋梁のPCBや鉛の除去に最適な対策は?4つの工法を比較し選ぶ基準まで徹底解説!
橋梁の塗膜剥離工事を検討している場合、
「旧塗膜をどう対処すればいいかわからない」
「周辺環境に悪影響がない工法を選定できる自信がない」
といった悩みを抱えている方が多いです。
有害物質を含む旧塗膜の処理を誤って施工を進めると、
・作業員の健康被害
・周辺環境の汚染
を招くだけでなく、国の法令・通達に違反するリスクもあります。
しかし、現場の状況に合った剥離工法を選択すれば、有害粉塵の飛散を抑制しながら安全で確実な施工が可能です。
この記事では、以下について詳しく解説します。
・橋梁に含まれる有害物質の除去が必要な理由
・現場条件に応じた塗膜剥離工法の選び方
また記事の最後では、豊富な実績を持つおすすめの施工業者もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
橋梁の塗膜に含まれるPCB・鉛を除去する必要性

鋼構造物の塗装は経年劣化により、
・塗膜の剥がれ
・サビの発生
が避けられません。
そのため、橋梁の塗装は定期的な塗り替えが必要であり、まず古い塗膜やサビを完全に除去して地肌を出す作業を行います。
橋梁の塗膜に含まれるPCB・鉛のリスク
旧塗膜に
・PCB(ポリ塩化ビフェニル)
・鉛
などの有害物質が含まれている場合、通常の除去作業では有害粉塵が舞い上がり、作業者や周辺環境に深刻なリスクをもたらします。
これらの物質は摂取・吸入によって健康被害を引き起こすだけでなく、環境汚染の原因にもなりかねません。
PCB・鉛を除去する場合の注意点
PCBや鉛を含む塗料の剥離作業は、厚生労働省の通達に基づき、以下のように定められています。
剥離等作業は必ず湿潤化して行うこと。湿潤化が著しく困難な場合は、当該作業環境内で湿潤化した場合と同等程度の粉じん濃度まで低減させる方策を講じた上で作業を実施すること。
有害粉塵の飛散を抑制できる剥離工法の選択が、法令遵守と安全確保の両面で不可欠です。
橋梁のPCB・鉛を除去できる塗膜剥離工法4選

以下では、弊社「サン・ロード株式会社」が採用している4つの剥離工法を紹介します。
1.レーザー工法
2.IH剥離工法
3.循環式ブラスト工法
4.剥離剤工法
現場の条件や目的に応じた工法の選定によって、安全かつ効率的に施工できます。
1.レーザー工法(ULT LASER)

レーザー工法は、高エネルギーのレーザー光を塗膜表面に照射し、
・サビ
・塗膜
・塩分
などの付着物を瞬時に蒸発させ、専用の集塵機で即座に吸引・回収する工法です。
研削材や薬品を一切使用しないため、粉塵が飛散しにくく、母材へのダメージも極めて小さい次世代の表面処理技術です。
PCBや鉛を含む塗膜の除去においても、有害物質を密閉回収して安全性の高い施工ができます。
関連記事:レーザー工法(ULT LASER)について詳しくはこちら
レーザー工法を用いた塗膜剥離事例

「レーザー工法の講習動画」では、サン・ロードによる講習風景をご覧いただけます。
・照射直後でも母材を素手で触れられる程度の温度
・アルミテープ養生で施工対象外箇所を保護
など、レーザー工法ならではの安全性と精密さを実現しています。
2.IH剥離工法

IH剥離工法は、高周波誘導加熱(IH)を利用して鋼板を自己発熱させ、塗膜の接着層を内側から
・熱破壊
・軟化
させてシート状に剥がす工法です。
研削材や高圧水を使用しないため
・粉塵
・騒音
が少なく、廃棄物は塗膜のみに抑えられます。
鉛やPCBを含む厚い塗膜の除去にも対応しており、産業廃棄物費用の大幅な削減が可能です。
関連記事:IH剥離工法について詳しくはこちら
3.循環式ブラスト工法

循環式ブラスト工法は、耐摩耗性の高い金属系研削材を噴射して塗膜を削り落とし、剥離した
・塗膜くず
・研削材
を真空回収装置で同時に回収・選別したうえで研削材を循環利用する工法です。
従来のブラスト工法と比較して、
・廃棄物量を最大1/40に削減
・粉塵濃度を約95%低減
できます。
PCB専用機種による色分け管理でPCB汚染拡散も抑制可能です。
関連記事:循環式ブラスト工法について詳しくはこちら
4.剥離剤工法(湿式塗膜工法)

湿式塗膜工法は、剥離剤を旧塗膜に塗布・浸透し、塗膜を軟化・膨潤させて浮き上がらせ、スクレーパーなどの手工具で除去する工法です。
粉塵の飛散を「ほぼゼロ」に抑えられるため、
・河川上
・住宅密集地
など周辺環境への配慮が求められる現場に適しています。
サン・ロードでは、三重塗料の
・中性型水系剥離剤「STRIPPER(ストリッパー)」
・泥パック工法
を採用しています。
中性型水系剥離剤を用いた塗膜剥離事例
「STRIPPER(ストリッパー)」は中性・水系タイプの剥離剤で、有機溶剤系剥離剤と比べて
・臭気
・健康リスク
を大幅に抑えた製品です。
施工手順は、以下の流れで進めます。
1.剥離剤の均一塗布

2.浸透・膨潤

3.塗膜の除去

4.残留剥離剤の洗浄

5.完了

有害塗膜を湿潤状態のまま剥がすため、粉塵の飛散を最小限に抑えながら安全に作業できる工法です。
除去後は素地調整を行い、塗装工事へと移行します。
泥パックを用いた塗膜剥離事例
泥パック工法は、剥離剤を泥状に調製して対象面に厚塗りし、塗膜を軟化・膨潤させてから除去する工法です。
施工手順は、以下の流れで進めます。
1.水洗い清掃

2.剥離剤(泥パック)塗布

3.浸透待機

4.塗膜剥離

5.完了

その後に塗装工事へと移行します。
垂直面や複雑な形状の部位にも剥離剤を密着させられるため、
・凹凸の多い箇所
・狭隘部(きょうあいぶ)
での施工に適しています。
粉塵が発生しにくく、作業者・周辺環境への負荷を抑えた安全な施工が可能です。
サン・ロードは最適な塗膜剥離工法で施工します

「サン・ロード株式会社」は、紹介した4つの工法
1.レーザー工法
2.IH剥離工法
3.循環式ブラスト工法
4.剥離剤工法(湿式塗膜工法)
すべてに対応できる業者です。
単一工法に縛られず、
・現場の条件
・部材の形状
・廃棄物処理の制約・工期・予算
などを総合的にヒアリングしたうえで、工法を選定・提案します。
山口県を中心に橋梁の豊富な施工実績を持ち、有害塗膜の除去においても安全で高品質な仕上がりを実現します。
まずは「お問い合わせ」よりご連絡ください。
まとめ
橋梁の旧塗膜にPCBや鉛が含まれている場合、通常の剥離作業では有害粉塵が飛散するリスクがあります。
国の通達に基づき、粉塵を抑制できる適切な剥離工法の選定が不可欠です。
今回紹介した4工法の特徴を整理すると以下です。
1.レーザー工法
2.IH剥離工法
3.循環式ブラスト工法
4.剥離剤工法(湿式塗膜工法)
どの工法が適しているかは現場条件によって異なります。
旧塗膜を除去したい橋梁の管理者様は、サン・ロードへご相談ください。
