サン・ロード株式会社

循環式ブラスト工法の効果は?従来工法のデメリットを改善する技術を紹介!

従来のブラスト工法では、使い捨ての研削材と塗膜くずが混ざった大量の産業廃棄物が発生します。
従来工法を続けると、粉じんが増えて視界不良を招き、作業環境も改善されません。

さらに、有害物質を含む塗膜の場合は産廃処理費が割高となり、施設管理において大きな負担です。
研削材を循環再利用する技術を採用すれば、産業廃棄物を大幅に削減し、粉じんもほぼゼロに近いレベルまで低減できます。

そこでこの記事では、従来工法の課題を解決する「循環式ブラスト工法」について、その

・仕組み
・具体的な効果
・コスト比較

まで詳しく解説します。
また最後には、安定した施工を提供できる信頼性の高い専門業者もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

循環式ブラスト工法とは?

循環式ブラスト工法は、耐摩耗性の高い金属系研削材を使用します。
ブラストで剥離した塗膜くずと研削材を真空回収装置で同時に回収し、選別したうえで研削材を循環再利用する工法です。

産業廃棄物を塗膜くずのみ(例:1,000㎡あたり塗膜くず約1t程度)に抑え、従来工法比で研削材由来廃棄物を約1/40に抑制する「循環再利用システム」が採用されています。

従来のブラストが研削材を使い捨てていたのに対し、循環式ブラストは研削材を何度も再利用して、廃棄物削減とコスト削減を同時に実現します。

循環式ブラスト工法の5つの効果・メリット

循環式ブラスト工法を導入する5つのメリットを解説します。

1.廃棄物を最大1/40に削減
2.温室効果ガスの削減
3.粉じん発生を最小化
4.騒音の低減
5.PCB汚染の抑制

1. 廃棄物を最大1/40に削減

産業廃棄物量を従来工法から1/40まで削減できます。

従来工法では研削材と塗膜くずが混合した大量の廃棄物が発生していましたが、循環式ブラストでは塗膜くずのみとなるため、処理費用が大幅に削減されます。

2. 温室効果ガスの削減

循環式ブラスト工法で発生する産業廃棄物は塗膜くずのみです。

そのため、従来工法で必要だった廃棄物の運搬や処理に伴う温室効果ガス排出を削減できます。

SDGsやカーボンニュートラルへの取り組みが企業評価に直結する現代において、環境負荷を大幅に低減できる工法として適しています。

3.粉じん発生を最小化

粉じん濃度は従来工法比で約95%の削減が確認されており、視界良好による施工性・安全性の向上に直結します。

粉じんが少なく作業環境が改善され、作業効率の向上と周辺環境への配慮を同時に実現できます。

出典:循環式ブラスト工法|東京都庁

4. 騒音の低減

循環式ブラスト工法は従来工法に比べて、粉じんだけでなく騒音も低減します。
都市型低騒音ユニットを用い、

・防音・吸音パネルの設置
・サイレンサの改良

により、首都高速での実績として騒音を約70dB程度まで低減した事例があります。

住宅地近くや稼働中の施設内での作業において、周囲環境への配慮が求められる現場に最適です。

出典:循環式ブラスト工法|東京都庁

5. PCB汚染の抑制

PCB専用機種(黄色塗装などで識別)を保有し、PCB含有塗膜と鉛など、他の有害物を扱う機材を色分け管理によって、PCB汚染の拡散リスクを抑制しています。

有害物質を含む塗膜除去において、安全管理を徹底できる体制が整っています。

循環式ブラスト工法の施工要領・手順

循環式ブラスト工法は、以下の手順で施工を進めます。

1.ブラスト設備の搬入・設置
2.研削材の充填
3.ブラスト準備
4.ブラスト噴射
5.塗膜くず・研削材の集積、回収
6.分離・再利用

鋼橋などの鋼構造物で旧塗膜の除去・素地調整を行う際は、まずブラスト専用の養生シートで作業空間を養生し、有害粉じんの外部漏れを防止します。

次に、金属系研削材(スチールグリット)を噴射して旧塗膜を剥離。

剥離した塗膜くずと研削材は真空回収装置で同時に回収し、選別装置で重量差により分離した後、研削材をホッパータンクへ戻して再び噴射する流れです。

一般的な加圧タンク方式ではなく、スクリューバルブによる「連続供給装置」を採用しています。

これにより、機械の小型化が可能となり、現道工事における二次災害リスクの低減にも寄与します。

循環式ブラスト工法の実績・評価

循環式ブラスト工法は、建設技術審査証明(建審証 第2201号)を取得しています。

また、NETIS(KT-230028-VE等、活用促進技術)に登録され、ISO14067に基づくカーボンフットプリントの検証も受けた環境配慮型技術です。

・中部科学技術センター会長賞
・国土技術開発賞(地域貢献技術賞)
・環境大臣賞
・土木学会環境賞
・日本建設機械施工大賞優秀賞
・内閣総理大臣賞

など、多数の受賞歴があり、技術の信頼性と社会的評価の高さを証明しています。

循環式ブラスト工法ならサン・ロード

循環式ブラスト工法をご検討なら、「サン・ロード株式会社」にお任せください。

サン・ロードは、一般社団法人 日本鋼構造物循環式ブラスト技術協会(JSCB)に所属する専門企業です。

協会ガイドラインおよび循環式ブラスト工法施工要領に基づいた施工管理を徹底しています。
強みは、循環式ブラスト工法だけでなく、

・IH剥離工法
・レーザー工法

など、複数の先進技術を保有している点にあります。

・現場の条件
・除去すべき塗膜の状態
・作業環境の制約
・予算や工期

などを詳しくヒアリングし、最も効果的な工法を提案可能です。

鋼橋やプラント設備のブラスト工事でお悩みの方は、まずは「商品カタログ」をご覧いただくか、「お問い合わせ」よりサン・ロードへご相談ください。

まとめ

循環式ブラスト工法は、

1.廃棄物削減
2.温室効果ガス削減
3.粉じん発生最小化
4.騒音低減
5.PCB汚染抑制

を同時に実現する革新的技術です。
従来のブラスト工法では限界が見えていた課題を、研削材の循環再利用といった独自のアプローチで解決します。

サン・ロードは、循環式ブラスト工法だけでなく、多様な技術から現場に最適な工法を提案できる総合力を備えています。

鋼橋やプラント設備のブラスト工事でお悩みの施設管理者、工事担当者の方は、まずは「お問い合わせ」よりサン・ロードへご相談ください。